まだ朝は肌寒いが、日が昇ってくると過ごし易くなる。
とは言っても、我が家ではだいたい11時頃まで待たなければならない。
けっこう、寒さがキツイ所なのだ・・・
今日は、どこか遠くへ行こうと思っていた。
だが、朝食を終えてゴタゴタと普段どおりの事を済ませると、もう昼になっている。
朝が遅いので仕方がないと思うが、それにしても何も出来ない毎日である。
たしかに細切れの時間はあるが、とうてい満足な事をする事は出来ない。
ところで、昨日は母の介護認定の調査が行われた。
役所から担当者が来て、あれこれと質問やらして一時間ほどして終わった。
そもそも、掛かりつけ病院の担当医師からの勧めであった。
先月の3月22日、予約受診日に母が行けなかったのが始まりである。
これまでにも何度か、母の体調不具合で受診出来なかった事がある。
母の受診はどちらかと言えば経過観察なので、それほど深刻な事ではない。
しかし、母の年齢や受診状況の経過から、担当医師は看過できないと判断したのだろう。
医師から懇切な説明を受け、改めて今後の事について考える事になった。
僕の正直な気持ちを言えば、母と僕とどちらが先に逝ってしまうのか。
ここ数年の僕の体調からして、なんとも言えない気がしている。
母は祖父母の長生き家系の血を引き継いだようだが、僕は早死にした父親の容姿をしている。
いろいろ考えを巡らすと、なんとなく僕は長生き出来ないのかと思ってしまう。
そのような事を考えるならば、それほど遠くない時の事を考えるのはあたり前である。
介護認定の結果は一ヶ月くらい先になると言うが、どのような判定になるのだろうか。
要支援と要介護と、まずは大きな区分があるそうだ。
その事について記すつもりはないが、ようするに介護保険の適用範囲が異なるという事だ。
はやい話が、介護保険の支給を受けて割安に介護サービスを受けられるか否かと。
実は、僕はこのあたりを全く知らなかった。
介護認定が無いと、あらゆる介護サービスを受けられないと思っていたのだ。
ところが、介護保険について話を聞いていると、地獄の沙汰も金次第というような話だった。
つまり、介護認定など無関係に介護サービスを受けられるようなのだ。
まぁ、たしかに世の中は金次第でなんとかなると思う。
それは大金持ちの話であって、我が家にはとうてい無理だと考えていた。
なにしろ、要介護の人が多いのだから、そうでない人は受け付けて貰えないと思っていたのだ。
しかし、実際は判らないが、少なくとも理屈上は介護認定が無くてもサービスが受けられるようだ。
なんだか、とんでもない誤解をしていたようだ・・・
介護保険も健康保険と同じで、単なる自己負担を軽減するだけのものだったのか。
あ~、まったく・・・
ほんと、つくづく自分が馬鹿者だったなと思う。
勿論いつでも大金は出せないが、ここぞという時には金さえ出せば良かったのか。
なんとマヌケな事であったのだろうかと悔やんでいる・・・
どこまで正しいのか判らないが、僕が知りえた現状を書いておく。
介護が必要なら、まっ先に関係機関に相談する。
介護保険は自己負担軽減が目的らしいので、金さえあれば何とでもなる。
要介護者でなければ受け入れないというような、介護度での差別はないようだ。
ほんと、これぜんぜん知らなかったよ。
もちろん施設側での対応は長期利用を優先したいだろうし、こちらの思惑どおりにならないかな。