服の仕立てをするのでもなければ、今の時代にミシンは要らないと道具だと思って久しい。
だいぶ前に玩具のようなミシンを千円ちょい位で買ったが、あまり実用的でなくて・・・
知り合いに譲ったのだが、たぶん迷惑な事になったのではないだろうか。
このところ、チョッとした事で手縫いで繕いした事が何度かあった。
そのような状況になると必ず、ミシンがあれば簡単に出来るのになぁと思う。
そう、たしかその思いで玩具ミシンを買ったのである。
ところが、そのミシンが使い物にならなかったというか。
僕の扱い方が悪かったし、そもそもミシン縫いの技術を持っていなかった。
だから、玩具ミシンが実用にならないと決め付けてしまった。
そう考えなかったら、手縫いよりもずっと良いと思えたはずなのに・・・
今日は百円ショップで、マチ針と縫い針を買って来た。
帰宅してから、ため息が出てしまった。
ん~、手縫いでかぁ。
ホントにグッタリ感が漂い始め、眠くなって・・・
眠りはしなかったが、どんより曇り空の気分で過ごした。
自分が苦手とか出来ない事は、ほんとうに億劫になって困る。
だからと言って、やらなければもっと困るし。
ミシンの縫い方をよく知らないが、それでも手縫いよりは早くて丈夫に縫えると思う。
ここは、また玩具ミシンかチョッとマシな格安ミシンを買おうか?
でもなぁ、ミシンに慣れる前に放り投げそうな性分だし。
あれこれ考えているうちに、あたりは薄暗くなり夜になってしまった。
こんな事を書いていないで、一針でも縫い進めていたなら・・・
けっこう細かく丈夫に縫えたのではないかと、悔やんでしまった。
あとで、Amazonでミシン検索でもするか。
それにしても、どう考えてもミシンを使いこなせると思えない。
いま一番の問題は低視力と短気な性分で、今さら子供のようにコツコツとは覚えられないだろう。
だが、それでもミシンを手に入れたい衝動が・・・
追記:2017/05/15 21:00
手縫いをして、スッカリくたびれてしまった。
メリヤスと言うのか延びる生地のズボン下、あるいは薄い股引きのような肌着の上げをした。
裾が足首を絞めるゴム編みになっているので、裾上げという事は出来ない。
膝の上あたりを折って上げを縫う事にしたのだが、けっこう面倒な仕事になった。
昔ながらの板状の青いチャコで線引きし、マチ針で折り返しを決める。
それからポチポチと縫い始めるも、途中で左手指をチクンと刺したり・・・
慣れないので時間が掛かってしまい、指ぬきで右手指が痛くなったり。
やっと終わったと思えば、あと三枚あるから頼むよと母が言い。
こんなもの、もう二度とやらないと返答して・・・
首筋と肩に疲労の違和感を感じながら、さっさと片付けをした。
母は簡単な仕事だと言うが、それは着物を仕立てられる者が言うセリフだ。
僕は母のような裁縫の技がないので、とうてい無理な話である。
首をグリグリ廻しながら、冷蔵庫のビールを取り出して・・・
なんだか、とても疲れたような気がした。
でも、片足分を終えてもう片方の上げをした時には、少し早く縫えたような気がした。
しかし、百円ショップの縫い針は通りが悪いと思った。
マチ針も刺さりが悪いというか、微妙な違和感があったと感じた。