先日の土曜日だったか、無性に鶏の唐揚げを食べたくなった。
ビールを飲みながら熱い唐揚げを食べる姿が、やたらと頭の中に浮かび上がってくる。
でも、自分で揚げるのは億劫だとその日は思っていた。
そして近所のスーパーにでも、鶏の唐揚げを買いに行こうかと考え始めた。
しかし店売りの揚げ物は、良くても生ぬるい程度でたいがいは冷えているので不味い。
自宅で電子レンジやオーブンで温め直しも出来るが、揚げたてほど熱くならず肉が固くなってしまう。
居酒屋に行くか自宅で揚げるかしか、熱い唐揚げを食べる事は出来ない。
チェーン店の大分から揚げ店もあるが、数キロ離れているのでやはり冷めてしまう。
それに唐揚げは何処でも高いので、生ぬるい唐揚げだと思うと買う気が起こらない。
コンビニのファミチキなんて180円もするし、あんな小さな切れ端がどうしてと思うほど。
ケンタッキーも一つ250円くらいだし、なんで唐揚げがこんなに高くなったのか?
けっきょく、自分で唐揚げを作る事にした。
だだし、いつもと違ってモモ肉を四つに切って大きく作る事にした。
大きい方が下ごしらえも、揚げるのにも手間が少なくなるから。
しかもフライパンに厚めに油を入れる程度で揚げられるので、油の節約にもなる。
そして、フライドチキン風の姿をした唐揚げになった。
鶏モモ肉が160円くらい、他には醤油、ニンニク、コショウ、片栗粉、揚げ油。
材料費の合計は200円足らずで、スーパーと比べて1/3だ。
しかも、パサパサ胸肉ではなくモモ肉だから割安感が一層である。
それに、なんと言っても自分好みの味付けなので旨くてたまらない。
暑い日に揚げ物なんて億劫な気持ちに負けそうになるが、手間を省く工夫をすればなんとかなる。