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僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・

記 : 恋の夢
昨日の朝は、目覚める少し前に恋の夢を見ていた。
また続きを見たいと思っていたのだが、すっかり忘れていた。
だから、昨夜から今朝の夢はつまらない夢を見ただけ。

恋の夢の話はこのようなものだった・・・
遊びに出掛けた旅先で知り合った女が、なぜか僕を好いてしまった話の夢である。
僕は幼い子を連れていたと思うが、夢の中なので思い出そうとしても難しく曖昧になる。
河口のような川の岸部で遊んでいる幾人かの子供が見えて、僕はそれを眺めていた。
僕の右手側が上流になり、対岸には大きな化学プラントのような施設が見える。
その景色になにかしら複雑な感情が湧くが、ただ眺めていただけだった。

その時の僕がいた場所は、旅先で知り合った女の生家の裏庭あたりだと思う。
夢では女と知り合ったキッカケやいきさつは省かれていたが・・・
僕が川を眺めて暫くすると、女にどこからか電話があった。
電話を終えた女は、自分は学会で授賞する事になり明日の早くに上京する事になったと言う。

僕とは知り合ったばかりだが、自分が帰るまで家に泊まって待って欲しいと言う。
どうしたものかと思っていると、僕を好きになってしまったからと続ける。
僕の返事を聞かぬうちに、女は出掛ける支度で荷物をまとめ始めた。

家は古い農家の造りで、襖と障子で部屋が仕切られている。
僕は洋服箪笥のある部屋に案内されて、女が着る服を選んで欲しいと頼まれた。
しかし服選びとは、僕には苦手なたぐいの事だと思いながら何着かの服を手にして見た。
それらの服は古びたようなデザインで、

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