一昨日の午後は、製パン会社の小さなケーキ2個入りを300円くらいで買って来た。
貧しい我が家にもクリスマスが来たという事である・・・
このような安いケーキを何度が買って気付いた事は、例えばイチゴが縦半分に切ってあるとか。
ホップクリームにイチゴが埋もれているように見えるが、実はイチゴの半分は無いのである。
殿様が鯛のお替りを所望して、三太夫が鯛をひっくり返す落語がある。
一度は良かったが二度目のお替りをと言われて・・・
その鯛と同じように、裏側の無いイチゴがとても哀れに感じる。
貧しいクリスマス? と書いたが、たしかに金銭的に貧しさを感じさせるかもしれない。
だが、小さな子がいない我が家に大きなケーキもご馳走も要らないのである。
それでも、ただ何もないのでは寂し過ぎるので、母も喜ぶだろうからケーキを買って来た。
いろいろ思い出してみると、いつでも妻がはしゃいでいた。
子のためと言いながら、ほとんど自分がクリスマスや正月を楽しみたかったのだろう。
まぁ、女子供が喜んでいれば、それで良いと思うが・・・