線路が続く歌はあるが、腰痛が続く歌があるのかは知らない。
それに、野に咲く花の名前は知らないから戦争も知らないなんてツマラナイ事を言って。
フォークソングを思い出していた・・・
母の腰痛が始まって一か月ほど経つが、数日前から身動きが楽になって来たようだ。
と、喜んでいたところ、今朝は元に戻ってしまったかのように痛みが強いと言う。
僕が思うに、母は動けるようになって頑張り過ぎたのだろう。
今朝、昨日、一昨日の三日間は自分の部屋の雨戸を自力で開けていた。
まだ早かったのではないだろうか、今になるとそう思えるのだ。
あまり大事にしていても体に良くないが、過ぎてはなお悪い。
母の性分では、体が良くなればすぐに動きたがる。
横着者でないの知っているが・・・
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思い起こせば、僕も腰痛で何年間も苦しんだ事がある。
良くなり、しばらくすると悪くなるを繰り返した。
そのうちに秘技を身に着けたので、今は動けなくなるほどの腰痛にはならない。
この秘技とは僕が無謀に考えた理屈で、下半身不随の恐れも覚悟して挑んだ結果である。
酷い腰痛に悩まされていた僕は自棄になっていて、痛みむ部分を責めてやろうと考えたのだ。
つまり、腰痛そのものに強い憎しみの感情を持ったのである。
そして、憎い腰痛を痛めつけてやろうと・・・
腰痛がなくなりさえすれば、歩けなくなっても良いとさえ思って。