たとえば照明の明るさを変えたいとか、それほど必要でもないけど可能なら嬉しい事に挑戦する。
もちろん今の時代だから、調光器など探せば世の中にあるだろうし。
我が家のシーリング照明も明るさボタンがあり、頻繁ではないが好みの明るさに調節している。
だから、独自の発想どころかぜんぜん目新しいものではない。
それを今さら何で夏休み工作に・・・
僕に夏休みはないのだが、世間ではお盆やら何やらで子供でなくても夏休みの雰囲気が漂う。
そこで、子供の頃を懐かしんで自由研究というか何というか工作でもしょうかと思った。
その思惑があり先月7月末に、Amazonで謎の中国業者に部品を発注した。
たいがい中国からは2週間ほどで郵送されるので、到着はちょうど今頃の8月はお盆である。
初めて買い物をする業者なので納期に不安はあったが、果たして1発注後10日の早い日数で届いた。
商品名は「2000Wサイリスタ ハイパワー電子レギュレーター 調光ライト スピード温度監視」
なにやら物凄い名称で、小心者には口にするのが憚られる・・・
その価格は送料込み165円と格安で、いつもながらの驚きと不安が渦巻く。
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今日はさっそく工作開始で、まずは調光器の動作確認をする事にした。
まずは電源を接続するために、ダイソーの節電タップというスイッチ付きのコンセントを買った。
このコンセントを分解して・・・
端子が半田でガッチリ固定されていたので、半田を溶かすのも面倒になりニッパーで切断した。
切断した端子に新たに半田盛りしてから、配線を半田付けする事になる。
この端子の接続をいろいろ考えて、スイッチをOnにすると調光器の出力をコンセントに出す。
あいにく、いつもながら手持ちの電線はスピーカー用に使っていた赤黒しか他にない。
まぁ、割合に太い電線なので問題はなかろうと・・・
とりあえず配線完了して、ちょっと微調整をする事にした。
調光器の基板で右端にある青い四角な物に小さな金色のネジがある。
これをグリグリ回して、最大小の電圧の範囲を設定する。
この青い四角はトリマポテンショメータと呼ぶ物だが、僕は最近になって触った物なである。
まだ構造もよく分からず、実際に操作してみるとかなりグルグル回す事になった。
昔の半固定抵抗は一回転もしなかったと思うが、この新たな物は何だろう?
普通のドライバーで回しても問題ないだろうが、手元にコア回しがあったのでグリグリとする。
ホントこれ、いつ変化するのか・・・
数十回も回すと出力電圧に変化が出始め、ふぅ~とため息が出た。
この青い半固定は、このような挙動をするのが普通なのだろうか。
あとで調べてみよう。
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半田ごて、扇風機、電気ドリル、蚊取り器など、身の回りにある物をつないで試した。
いちおう回転物はそれなりに回転が変化し、蚊取り器はパイロットLEDの明るさが変化した。
オシロスコープで波形を確かめたいが、手持ちの簡易オシロで100Vは無理なので・・・
この暑さにプローブを買うよりビールの方がよほど良いと思ってしまう。
さて、動作確認が終わったので、実用向けに筐体への組み込みを考える。
が、ちっとも名案が浮かばず・・・
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ところで夏休み工作とか自由研究やらと言うからには、これで終わりなら小学校低学年の宿題。
少なくとも動作原理などを明らかにして、カッコいいレポートを作らなければならない。
どうしようかなぁ、面倒くさいな~~。