先日買ったミシンの話。
今日はボビンに糸を巻いてみたが、いきなり失敗して可笑しかった。
笑っている場合ではないのだが、こんなハズではなかったというか。
ミシンの説明書が分かりにくいとも言えるのだが、図を参考にしながら糸をかけた。
ペダルを軽く踏むと、わずかな踏み込みで一気に回転が上がって驚いた。
ボビンに糸が巻かれていくのだが、偏って巻いている・・・
とりあえず中断するためペダルを緩めて停止したが、ボビンを嵌めた軸に糸が絡んでいる。
停止直前に糸が絡んだらしいが、それにしても何故ボビンから外れて絡まったのか分からない。
ボビンの嵌め込みが浅い事はなかったのだが?
ボビンの糸を外してやり直すも、二度目も同様に失敗してしまった。
依然として原因は分からないままボビンの糸を外していると、思いがけない事があった。
糸巻の不具合とは無関係であるが、ミシン糸が途中で結ばれて繋いであった。
こんな事があるのかと驚いたのだが、これは針穴を通るのだろうか?
糸が切れるか針が折れるか、さてどうなるのだろうか。
三度目もまた失敗して、いい加減に嫌気がさして来たが・・・
糸かけの状態を確かめると、どうもテンションがかかっていない感じである。
まぁ、もともと変だなと思ってはいたのだが。
どうやら、途中の座金が重なったような糸ガイドに、糸を強く絡めるように引っ張ってやるのか?
きっとそうだろうな、他にはテンションを掛けられるような部分はないから。
そして四度目にしてやっとボビンの糸が平均に巻かれるのを見て、ホッとしたのだが。
その次は問題というか、なんというか。
ボビンに一杯の糸が巻かれると停止するとの事であるが、微妙な止まり方でハッキリしない。
ペダルを踏み込むと少しずつボビンが回ってしまうが、ここで踏み込む僕が悪いのだろう。
昔のミシンは、たしかパチッと音がしてクラッチが切れたような状態で止まったと記憶している。
まぁ、どうでもいい事かなと思うのである。
やっと糸を巻き終えたボビンを、ボビンケースにセットする。
久しぶりにボビンケースを触るが、相変わらず昆虫っぽいというか機械らしい雰囲気である。
なんとなく鉄人28号のような気もするし、不思議な形で面白い。
ボビンケースの板バネの所から糸を出そうとするのだが、バネの端の返りが邪魔で難しい。
こんなに面倒で難しかったかなと考えているうちに、爪を起こしていなかったのでポロリと。
逆さまにしなければ問題ないのだが、指先が滑ったりいろいろあって。
その後は板バネを調節中にも緩め過ぎて、スルッとヨーヨーのように落下したり。
いよいよミシンにボビンケースを装着・・・
ボビンケースを正面に入れると言うのは、まことにやり難い作業である。
やはり、左側から右へと横に入れるのがやり易いと思う。
ところで、ボビンケースから出ている糸はどうするのだったかな。
適当に放っておけば良いか。
下糸を引き上げるのは、ゆっくりと手で回しながら上糸を少し引っ張るようにするとか。
あれ、なかなか下糸が絡んでこない、それでも4回目くらいには下糸が上に出て来た。
どんなコツがあったのか思い出そうとするのだが、あまりにも古い事なので無理だ。