普通のカボチャが栗のようにホクホクで、甘辛の粉ふきになって美味しい。
オヤツにも最適、醤油の代わりに塩を使えばホントにお菓子みたい。
* 18cm径の鍋で煮る場合の材料
カボチャ 小~中サイズ 半分
砂糖 目分量
醤油 30ml
酒 20ml
水 120ml
* ダシ類は一切使わない
* 醤油の代わりに塩を使う場合は、塩小さじ半分で水を醤油の分だけ増やす。
* 一口サイズに切ったカボチャを鍋に入れ、目分量で砂糖をまぶして混ぜる。
好みでカボチャの面取りや一部の皮をむく。
* 砂糖をまぶして常温で6時間以上、可能なら12時間くらい置く。
水分が出始めたら適宜何度か掻き混ぜて、砂糖水がまんべんなく掛かるようにする。
* カボチャの皮を下にして鍋に置き、醤油、酒、水を入れて中火で煮る。
この時のカボチャは必ず平らに置いて、重ならないようにする。
* 煮汁が煮立てば弱火にして、アルミホイルの落とし蓋を置いて更に鍋の蓋をする。
煮立ち具合を確かめてグツグツというくらいに火力を加減する。
火力が強いと焦げたり、カボチャが柔らかくなる前に煮汁が無くなるので注意する。
* 13分間ほど煮たら煮え具合を確かめて、鍋の煮汁を捨てる。
竹串をさしてゴリゴリしていたら、2分間くらいを限度に時間延長して煮る。
煮汁が残らないほど煮てしまうと、かなり味が濃くなるので火加減に注意する。
* 煮汁を捨てた鍋を極弱火にかけて、静かにカボチャを揺すりながら表面を粉ふきにする。
焦げないように粉ふきを終えた鍋底の様子。
* カボチャの粉ふきが出来たら容器に移して冷ます。
* まるで栗のようにホクホクで、それなのに皮はとても柔らかいので上出来だ。
箸で割ってみると中もこのとおりホクホクしている(写真 右)
今回のカボチャ煮のコツは、煮立ってからと落とし蓋と鍋の蓋を併用して13~15分間を守る事。
煮汁を捨てるのが勿体ないが、ちょうど良い煮具合にするには仕方がない。
いつでも煮汁を残さず上手く煮上げる事は、とても難しいのである。
カボチャは煮過ぎると身割れしたり皮がはがれてしまうので、煮過ぎに注意すること。
ネットでカボチャ煮を検索すると身割れした画像があるが、あれは調理見本としてはダメだ!