僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
年末が近づくと、何やら募金の掛け声を聞く事が多くなる。
職場の関係で、知らぬうちに募金を強制的に支払っていて「赤い羽根」やら「緑の羽根」を受け取る。
その際に、外出時には「羽根」を付けていると都合が良いとアドバイスもある。
街頭で募金を頼まれた時に、微笑みの一つでスッと通り抜ける裏ワザのようである。
善良な小心者にとって、自分に向けられた「お願いします」は大きな圧力である。
それはともかく、本当に困っている人に援助できたら良いと思う。
福祉施設などにも配っているようだが、そのような所に配る必要はないだろう。
なぜなら施設に入っている人は、もう充分に援助されている。
施設に入れない人が、本当に困っているはずだ。
ただ生きてゆく事が、生きるだけの事が難しい事態になっている人もいる。
援助を受けるのを好まない人もいるだろうが、待ち望む人もいる。
助けてくれとは、なかなか言い出せないものだ。
やがて破滅すると、周りの人は言う。
「早く言ってくれれば良かったのに」
「死ぬ気なら、何でも出来ただろうに」
本当に、早く言えば何とかなったのか?
相談したところで、「自分の事で手いっぱい、手助けは難しい」と逃げられるくらいだろう。
死ぬ気なら出来るなんて何て言い草だろうか、励ましにもならない。