僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
今日はどうしようかと考えていたのであるが、もう暑いのは仕方がないのでバイクで走ることにした。
こんな時に家の中でエアコン三昧では、体がどうにかなってしまう。
いや、精神的に重くなりそうなので、思い切って太陽の下でなんとかなるかなぁと・・・
昼過ぎに自宅を出て、一時間ほど走って山の中に行った。
もう、二十年ほど行った事のない所である。
小さな滝があったはずなのだが、果たして・・・
この山奥に、目指す滝があるはずなのだが。
ずっと前に来た時とは違って、ほんの気持ち程度に道が整備されていた。
例えば、草刈りがされていたとか。
この場所から、ちょっとだけ危なそうな「けもの道」とでも言ったら良いような所を歩く。
なんだ、久しぶりに見たら元気がない。
そう、このところ雨が少ないからなぁ、閉め忘れの蛇口のような?
ここの日陰でタバコを一服して、少しだけ休憩した。
持って来た水を一口飲んで、ついでにオシッコで足跡を残して。
暫くは僕のオシッコの高貴な香りで楽園になるだろうが、そういつまでも続く事はないだろう。
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次に、そう遠くない所まで行ってみた。
道路が整備されて、広くて快適に走る事ができた。
何ヶ所かトンネルがあったが、トンネル内はヒンヤリとして涼しい。
僕が子供の頃の夏に、涼を求めてトンネルに行った事を思い出した。
車が通りさえしなければ、トンネルにテントを張ってキャンプしたい衝動に・・・
ずいぶん道が荒れているが、たしか十五年ほど前もこのような感じであった気がする。
僕はこの道で、息子が岩肌で滑るのを恐れた姿に癇癪を起こした事がある。
あの時の僕は持って来たカツ丼弁当と釣竿を放り投げて、息子の臆病を罵ったのである。
未だに「カツ丼を放り投げた」と、伝説になっているのだよ。
前に来た時は、こんな倒木はなかった。
ただ傾斜がきつくて、しかも滑りやすいぬかるんだ道である事は変わりないな。
やがて、小さな滝が現れる。
やはりこの滝も、水量が少なくてショボイ。
ここから更に奥地に向かったのであるが、久しぶりでもあり、道も変わってしまったので道に迷ってしまった。
まぁ、道に迷ったところで遭難するような所でもないしな。
暫くして、遠くから来た人が不案内で僕に道を尋ねるではないか!
どうやら山奥の民宿を目指しているようであるが、僕にしても現在地が定かではなし。
地名から察するに、たぶん間違いはないだろうから前進する事を勧めた。
多分、目的の宿に辿り着けた事であろう・・・
う~~む、大丈夫だったと思うよ。