僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
誤表示とか言い訳している、つい最近の食品偽装。
故意、過失いずれにしても犯罪だと思うが、誤表示という隠れ蓑をかぶっている。
今度の食品偽装は、触れてはならない問題であったような気がするのだ。
いつの頃からか、100%果汁でなければジュースと言えなくなった。
それまでは粉末でジュースの素とか、いろいろあった。
なんとなく、それに似ているような気がする。
売り手と買い手の意識の問題なので、マスコミが騒ぎ立てれば・・・
極論を言えば何でも崩壊してしまう、産地ブランドにこだわり過ぎた代償かもしれない。
伊勢海老の水揚げが多いのは千葉県って、ちょっと信じられない。
名称からは三重県産の海老だけだと思ってしまいそうだが、これは事実である。
千葉県とは僕の近所がその産地であるが、僕でも変な気がしている。
地名と結びつくような名称は、みょうちくりんで誤解の元になる。
コニャック、アルマニャック、シャンパン・・・
僕にとっては単なるブランデーであり、発泡ワインである。
たとえば、魚沼のコシヒカリと謳って千葉県の夷隅産のコシヒカリを売ったならば問題となる。
定かではないが、NHKのTVで全国の米どころのブラインドテスト結果では「夷隅産の米」が一番だったとか聞く。
さて、どうするか?
表記した原材料が異なっていたとしても、完成した料理として満足なら情状酌量するべきか。
つまり、誤表記として認めるかである。
僕の考えなら料理であれば、料理人が良いと思ったならば原材料が変わっても良いと思う。
逆に、原材料のネームバリューに頼らなければならなかったところに問題があるだろう。
事故米はともかく、米についても白米飯として「夷隅米」が一番でも料理として扱う時には結果が異なると思う。
握りすし、散らし寿司、チャーハン、ピラフ、パエリアなど、米には使いみちが沢山ある。
いつでも「いすみ米」が一番になるのだろうか、疑問がある。
それにしても料理人が原材料が異なる事を隠す事は悪いことである、料理人失格である。
もっと早くに、相違点を改めるべきであったと思う。
その代償は大きいが、数年経てば忘れ去られてしまうだろうよ。
だが、今こそ料理人には気付いて欲しい。
自分が一番大切にしている人に、喜んでもらえる料理を作ったのかと。