僕の毎日を、思い出として書き残す。
何一つ役立つものはないが・・・
子供のころに、何でも分けて食べると美味しいと言われていた。
また美味しいかどうかは別にして、分け合うように・・・
僕は子供心に思ったよ、一人だけで食べるのが一番じゃないかと。
たくさんあれば、みんなで分け合うのはもちろんである。
しかし、一人分に足りるかどうか位しか無い物を分かち合って、どこが美味しいのだろうか?
今でも僕は思うのだ、誰でもいいから、そして一人でも良いから満足する方が美味しいのではないかと。
それが自分に当たったのなら最高だが、そうでなくとも十分に満足できた他人を見るだけで良い。
みんなが揃って中途半端になるよりも、よほどマシな気がするのだ。
・・・、それでも僕は自分の子に、「みんなで分けて食べると美味しいね」と言ってきたが・・・
その子がオトナになって一言、「みんなで分けても、ぜんぜん満足できなくて美味しく感じなかったよ」
なるほど、それが真実ではないだろうか。
では、なぜ僕がみんなで分けるように言ってきたのか?
誰か一人でも満足させられた方が、よほど良い事だと分かってもらいたかったからだ。
みんなでぶら下がったロープが、今にも切れそうな時に・・・
どうしたら良いのだろうか???