毎年、今くらいの時期になるとビワが出回ってくる。
もっと前からもビワを見かけていたが、それは長崎が産地のビワ。
僕がビワと言うのは、房州ビワの事である。
それほど近くはないが、千葉県にビワの産地があり房州ビワと言う。
大昔から皇室に献上しており、地元では誰もが知っている話だ。
ビワの木を庭に植えてある家もあり、さほど珍しくもない果実である。
しかし、さすがに売り物として作られたビワは大きさ形と味に格段の違いがある。
もっとも、とても高価なので・・・
ところで、庭にビワを植えるのは縁起が悪いと言われている。
たんなる迷信なのだろうが、やはりちょっと考えてしまう。
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ビワの味は、他に例えようがなく、やはりビワの味としか言いようがない。
甘く酸っぱく・・・
昨日はスーパーで房州ビワをみかけたので、さっそく買って来た。
あれ、こんなに安かったか?
一桁間違えたのではないかと、不安に感じながらレジへ進む。
値段に間違いはなかったようで、1個あたり50円程でとても安く買えた。
レジで贈り物かと尋ねられたが、この価格ならそれほどの物ではないだろう・・・
ちょっと傷っぽく見えるが、それで安かったのかな?
規格外や傷物は、加工されてジャムやヨウカンになったりする。
僕は数年に一度しか買わないが、これがビワ羊羹だ。
ほんのりとした味で、ビワの味を知らないと何も感じないと思う。
本当の話だが、50歳近くになってもビワを一度も食べた事がない人がいた。
これはにはちょっと驚き、ちょうど時期だったのでビワを贈った事がある。