毎朝、起きて外を見ると、一面が霜で真っ白になっている。
子供らは元気よく、はしゃぎながら学校へ向かって歩き、賑やかなものだ。
僕も小学生の頃には、寒さを跳ね返すだけの元気があったと思い出す。
僕の通った小学校は自宅から200mもない近いところ、ゆくり歩いても5分間もかからない。
それでも、いつも始業の30分間以上も前に学校へ行く、もちろん真冬でもそうだ。
何をしたのかあまり覚えていないが、勉強をしていなかったのはたしか。
校庭で遊んでいたのだと、きっとそうだったろう。
学級に遅刻が常習の女の子が一人いて、その子の家は学校に隣接していた。
きっと、自宅と学校が一体化したような感覚になっていたのだと思う。
やがて中学生になると、ギリギリではあるが遅刻しなくなった。
小学校から中学校までの距離はどのくらいか、たぶん700mも無かったのではないかな。
寒い冬の朝は、よく小学生の頃を思い出す。